妊娠中の頭痛‐痛み止めも飲めないつらさ‐
妊娠初期に起こる不定愁訴の一つ、頭痛。
多くの方が悩まされるつらい症状です。
妊娠してなければ、痛み止めを飲むところでしょうが妊娠しているとなかなか心配で簡単には飲めません。

結果、妊婦さんは我慢する羽目になるわけです。
そこで何とか妊娠中の頭痛を回避することはできないのか、考えていきましょう。
種類:片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛
緊張性頭痛は、その名の通り、うつむき姿勢や過度な緊張、ストレスなどが重なって起こると考えられています。
「ヘルメットをかぶったような」と表現されます。
動いて痛みがひどくなることはありませんが、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。
目の疲れ、精神的ストレス、長時間の同一姿勢(パソコン・スマホなど)などが原因です。
首や肩の凝りも強く、妊婦さんに限らず、誰にでも起こる症状です。
群発頭痛は、ある時期に集中して起こり、男性に多くみられます。
目の奥がえぐられるような痛みが特徴で、アルコールがきっかけになります。
耐えられないほどの痛みといわれ、あまりの痛みにじっとしていることができず、痛みを紛らわせるために動き回らずにはいられない、ひどいときには痛みのあまり頭を壁に打ちつけるという人もあるようです。
必ず片側で、痛みと同じ側の目の充血、涙、鼻水・鼻づまり、額の発汗などの自律神経症状があらわれます。
これは妊婦さんにはあまり見られないかもしれません。
片頭痛は、片側あるいは両方のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛み、体を動かすと頭痛がひどくなることが特徴です。
多くの頭痛患者さんはこの頭痛で病院に通うようです。
この片頭痛は女性に多く、妊婦さんも多く起こります。
ただし、どの頭痛も、誰にでも起こりうるものだということは知っておいてください。
妊娠中に多くみられるのは、緊張性頭痛と片頭痛の2つです。
どのように起こっているのかを知ることは、どのような対策を取ればよいかがわかります。
緊張性頭痛は、原因である目の疲れや精神的ストレス、長時間の同じ姿勢に注意することが大切です。
そうは言っても、つわりで動けない、切迫気味で動けない、お腹が大きくて動くのが大変なことも多いでしょう。
結果、妊娠中はどうしても緊張性頭痛に悩まされてしまいます。
緊張性頭痛と上手に付き合うには、マッサージ、入浴などでリラックス、そしてほぐしていくことが効果的です。
ただし、妊娠中は長風呂で血行不良をさらに招く恐れがありますのでご注意ください。
片頭痛は、血管の拡張で起こります。
妊娠中、黄体ホルモン(プロゲステロン)が血管拡張作用があり、また妊娠によって血液量の増加が起こります。
それに伴い、血液が大量に流れるわけです。
結果、片頭痛が起こります。
血管が拡張するのも、血液が増えるのも仕方ないですが、上手に付き合うことはできます。
血管拡張をさせない、そして血管を収縮させることが大切です。
血管を拡張させないようにするには、温めない、リラックスしないこと。
血管を収縮させるには、冷やす、緊張させること。
ようは交感神経を優位にすることが大切なんです。
緊張性頭痛と片頭痛は、同じ頭痛と言えども全くと言っていいほど処置が違いますので、ご注意ください。

頭痛の状態を区別して、マッサージと鍼を上手に使ってつらい頭痛から解放されましょう。
銀のすず